分子動力学法。起きたエラー、その解決法

Verletアルゴリズムでは影のハミルトニアンが保存されるために時間発展に伴う総エネルギーのずれが非常に小さい事が知られているが、何らかのエラー(恐らくポテンシャルエネルギーを計算する際に用いる汎関数が不連続だと思われる。実際に、ポテンシャルエネルギー曲面の計算においても空間的に不連続な箇所がある。)によって保存されない事態が起きてしまった。ある時間帯を通過すると一気にエネルギーが上がり、その上がったエネルギーはそのまま保存される。

仕方が無いので1ステップの時間を短くしたところ、ずれが非常に小さくなり、問題は解決とまでは言わないまでも無視できる程度になった。備忘録として書き残しておく。

 

<追記>

SCFアルゴリズムの問題だった

moki.hatenablog.com