ラボのサーバーにPython3を入れた

先日作ったプログラムをボスが使いたいので使い方教えれ、とのことになった。
残念なことに、このラボには自分以外Pythonユーザーがいないので、折角プログラムを皆に配布しても各自環境構築しないと使えない。
だったらラボのサーバー上で使えば楽じゃないかと思い立ったが、ラボのサーバーのPythonは2.6で止まっているため、Python3のコードは走らない。そこで自分がサーバーのPython環境を構築することになった。

四苦八苦しながら2時間かけてインストールしたので、備忘録として残しておきたい。

OSは Red Hat Enterprise Linux Server release 6.9 (Santiago)。当然だが、今まで自分が使ってたMacOSシリーズとはちょっと違っており、bashでaptと叩いても動かない。困る。代わりにyumを使わないとならないらしい。yum使うのは多分初めて。厳しい。

基本的には以下のサイトに従った。
https://www.digitalocean.com/community/tutorials/how-to-install-python-3-and-set-up-a-local-programming-environment-on-centos-7

また、他にも

 $ yum install -y zlib-devel bzip2-devel openssl-devel ncurses-devel sqlite-devel readline-devel tk-devel  

で関連する道具を集めて、
更に

 sudo yum -y install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-6.noarch.rpm
sudo yum -y install https://rhel6.iuscommunity.org/ius-release.rpm 

でIUS更新とかして、

上記の組み合わせでやっとpip3.6が動いた。

しかし、

 pip3.6 install numpy scipy 

でnumpyとscipyをインストールしてもモジュールとして読み込めない。
これはPYTHONPATHの設定の関係で/usr/lib64/が読まれていないためであった。

次の記事に従って解決。
Setting Your PYTHONPATH environment variable (Linux/Unix/OsX)scipher.wordpress.com


やっと動いたのでこれでpythonがラボのオフィシャル言語(仮)になった。
ちなみに最近はラボのメンバーがプログラミングに手を出しはじめており、AWKをはじめ、PerlMatlabMathematicaなどの言語が使われている。何を使えば一番いいのかは分からないが、面白くなってきたなあと思う。