本気を出すのが遅い

本気を出すのが遅いのが自分の欠点であるが、それはともかく今回の理論選択のための予備計算で思わぬ事態が起きた。

6-31+G(d)やcc-pvdz程度ではCCSD(T)をうまく再現していなかったM06HFが、aug-cc-pvtz基底関数系を使うと最高のフィット率を叩き出したのである。計算する気はないが、現在の系でこの理論の限界値はCCSD(T)とかなり近いと思われる。

 

本気を出すのが遅い奴だなと親近感を覚えた。

しかしながら、基底関数がでかすぎるので本番の計算では使えない。

一方でM06-2Xはある程度何でもこなす優等生だなと実感した。